沖縄の結婚式に参列する男性の服装。かりゆしウェア?スーツ?冬の寒い日はどうすればいい?

沖縄の結婚式に参列する男性の服装。かりゆしウェア?スーツ?冬の寒い日はどうすればいい?

沖縄の男性ゲストの服装で、かりゆしウェアにするかスーツにするか迷う際には、新郎新婦の出身地と招待ゲストの出身地、また地元の結婚式かリゾートウェディングか、などで判断しましょう。一般的にはスーツを着用しても問題はありませんが、新郎新婦がリゾートらしさを出して盛り上げてほしいという希望がある場合には、希望を汲んでかりゆしウェアを準備しましょう。かりゆしウェアは4000円~1万円程度で購入できますが、結婚式会場やインターネットでのレンタルも可能です。

沖縄の結婚式の服装を決める際の3つのポイント

 

沖縄の結婚式で男性ゲストがお呼ばれの際の服装選びでの不安を解消するために、事前に確認したいポイントが3つあります。

 

沖縄の気温と春夏秋冬に合わせた結婚式の服装選びを心がける

 

沖縄地方は、北緯20度から30度の間の緯度帯(亜熱帯)に位置し、近海を黒潮が流れる暖かい海に囲まれて海洋の影響を強く受けるため、気候は高温で多湿であることが特徴です。上のグラフは、那覇の気温・降水量・日照時間などの平年値(1981年~2010年の30年平均値)を示しています。 那覇の平均気温は、7月が最も高く(28.9℃) 、1月が最も低く(17.0℃)、その差は約12度です。国内の他地方と比べて温度差は小さく、年間を通して温暖な気候ですが、12月・1月・2月などは気温も低く、本州で考えれば3月下旬~4月並みの気温で、寒い日は最低気温が10度程度になる日もあるため、コートが必要になる場合もあります。通常の季節であれば、夏を意識した結婚式の服装の用意で十分ですが、12月・1月・2月に沖縄での結婚式に参列する場合には、春や秋の結婚式の服装をイメージして準備し、寒さがしのげる羽織ものの用意や、若干の服装での寒さ対策が必要になるでしょう。

出典:「沖縄の平年の天候/沖縄気象台・気象庁」

 

沖縄で多い結婚式の会場に合わせた服装選びを配慮する

沖縄の結婚式で選ばれる会場は、本州と同様のフォーマルなホテルウェディングやチャペルウェディングもありますが、海やビーチに面したオーシャンビューのチャペルや、ビーチを利用し砂浜で行う解放的なビーチウェディングなどのケースも多いのです。
そのため、沖縄での結婚式に招待された際には早めに会場がどのような場所なのかを調べ、屋外に出る場合やビーチでセレモニーやパーティを行うような場所である場合には、それに応じた服装や靴を用意する必要があるでしょう。

 

沖縄での結婚式の服装は新郎新婦が考えるドレスコードを確認する

沖縄での結婚式の服装は、本州の結婚式と比較するとドレスコードがゆるめであることがほとんどです。特に新郎新婦やゲストが全員本州から沖縄入りして結婚式を行うリゾートウェディングの場合は、本州の結婚式にはない「解放感」や堅苦しくないアットホームな雰囲気を重視している新郎新婦が多く、ドレスコードをリゾートの解放感に合わせた服装にしてほしいと指定されるケースが多い傾向です。本州でのマナーから外れていても、新郎新婦が「この服装が良い」と言ったらそれにできるだけ合わせてあげることがマナーです。
そのため、服装は自分自身だけでは決定せず、まずは新郎新婦にどのような服装で参列したら良いかを確認しましょう。また、新郎新婦が指定してきたドレスコードが理解できない場合には、服装でイメージする画像を送ってもらうなど、事前に参列する服装への疑問を解決しておきましょう。

 

沖縄ウェディングの男性の服装を知りたい!「スーツ」「かりゆしウェア」のどちらがいい?

 

沖縄の結婚式にはさまざまな形態があり、地元の人たちが行う200人以上ゲストを招待するような大規模な結婚式から、本州の人たちが少数ゲストで行うようなリゾートウェディングまでさまざまです。また、結婚式の内容もホテルのチャペルや披露宴会場で行うフォーマルなものから、ビーチやガーデンのように解放的な空間で行うカジュアルなものまであります。そのような多様の形態の結婚式がありつつも、男性ゲストが結婚式で選ぶ服装はおおよそ「スーツ」または「かりゆしウェア+パンツ」に二分されます。

 

地元の結婚式では若者はスーツ、年配層はかりゆしウェア

じつは、現在の沖縄の結婚式では必ずしも「沖縄の結婚式の服装=かりゆしウェア」であるということではありません。新郎新婦が県外出身の方の場合や若い方の場合には、男性ゲストがスーツスタイルを選ぶケースも多いのです。
沖縄出身の新郎新婦の結婚式の場合でも、若い男性ではかりゆしウェアよりスーツの着用率が高くなっています。インターネットの普及によって、本州の結婚式マナーが沖縄に浸透しつつあるという理由もあります。実はかりゆしが浸透しているのは年配世代で、父親世代などの「おじさん」世代と年配の人が着ているイメージが強いようです。

 

リゾートウェディングではかりゆしウェアが多い

本州から少数ゲストを招待して行う「リゾートウェディング」の場合は、男性ゲストはリゾート感や沖縄感が盛りがるかりゆしウェアを選ぶことが一般的です。
沖縄らしさやリゾート感を盛り上げるかりゆしウェアを新郎新婦がゲストに着用してほしいと、ドレスコード指定するケースも多い傾向です。リラックスしたムードでアットホームな少人数ウェディングには、ゆったり締め付けがなく、さらりと着られるかりゆしウェアを好んで着る男性ゲストも多いでしょう。
かりゆしウェアの結婚式のフォーマル度に合わせた詳しいコーディネートや、靴、パンツの合わせ方はこちらをご覧ください。

 

沖縄でも寒い冬の日の結婚式はスーツが一般的

沖縄でも12月・1月・2月は最高気温が20度を下回り、最低気温が10度以下になる日もあります。そのため、基本的にはスーツを着用することが一般的です。ただし、父親世代など年配の方はかりゆしウェアの上にジャケットを羽織るコーディネートもよく見られます。
また、リゾートウェディングの場合は新郎新婦の意向重視で、冬でもかりゆしウェアを選択するケースがあります。

 

沖縄の結婚式で避けたい男性の服装マナー

沖縄の結婚式の服装マナーは比較的カジュアルなスタイルも許される、本州と比較するとおおらかなものになっています。しかし、沖縄の結婚式でも避けたい服装マナーがあります。

 

真っ白や真っ黒なコーディネート

白は新郎新婦の色、黒は喪を連想する色のため、どちらも避けたい色です。トップス、ボトム、靴のどれかに一部遣いであれば問題はありませんが、全身白や全身黒のコーディネートは、おめでたい席では避けるべきコーディネートです。
また、真っ黒または真っ白な無地のシャツは避けるべきアイテムです。かりゆしの柄入りの黒シャツや白シャツであれば問題はありません。

 

Tシャツや短パンなどカジュアル過ぎる服装

沖縄の結婚式は「カジュアルな服装で」というドレスコード指定も多いのですが、それでもTシャツを一枚で着ていくような服装は避けましょう。もしTシャツを着用する場合には、服装の格を上げるためにテーラードジャケットを羽織るなどバランスが必要になります。

 

アニマル柄や爬虫類柄の服や靴

アニマル柄や爬虫類柄の服や靴、小物は、結婚式ではあまり縁起が良くないとされているため、避けるべきアイテムです。また、本来は靴とベルト以外のレザーもあまり縁起が良くないとされているため、レザー仕様のパンツの着用も避けましょう。

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