沖縄ウェディングの正装「かりゆしウェア」。結婚式やフォトウェディングの服装コーディネートに取り入れよう|フォトウェディング・結婚式の前撮りならクリエイティブスタジオ

沖縄ウェディングの正装「かりゆしウェア」。結婚式やフォトウェディングの服装コーディネートに取り入れよう

沖縄ウェディングの定番の服装として、男性からも女性からも人気を集める「かりゆしウェア」。結婚式参列のゲストの服装として人気ですし、フォトウェディングに参加する新郎新婦や親、兄弟姉妹、子ども、友達全員でお揃いにしたり、コーデしやすく魅力がいっぱいの服装です。なぜ沖縄では正装とされているのでしょうか。アロハシャツとの違いや、産地や製造での沖縄ブランディング、沖縄でのリゾート気分を満喫できる結婚式でのコーディネートをしっかり押さえておきましょう。

沖縄の正装「かりゆしウェア」とは

かりゆしウェアはアロハシャツをもとに作られた

アロハシャツはその名の通りハワイ発祥ですが、元々は日本の着物の柄を気に入った現地の人が、着物を使ってシャツに作り変えたことが始まりだといわれています。
一方、かりゆしウェアとは、日本と関わりの深いアロハシャツをモチーフに作られ沖縄県産の原材料を使い沖縄らしさを取り入れることを基準として生産されたシャツです。
そのため、当初はアロハシャツと同様に開襟シャツで、柄や模様もハイビスカスの花やデイゴといった沖縄をイメージしたトロピカルなデザインや、沖縄の伝統工芸品である琉球紅型（びんがた）や琉球絣（かすり）の柄をあしらったデザインが主流でした。

「かりゆしウェア」は沖縄県内での正装

かりゆしウェアはワイシャツとネクタイに代わる夏期の服装として、沖縄に広く定着しました。沖縄県庁や各行政機関を始め、一般企業でも沖縄の暑い夏を快適に過ごすビジネスウェア、オフィスウェアとして着用しています。
発売当初は中高年の男性の着用が多かったものの、一般の認知度の高まりとともにデザインやスタイルの多様化し、女性や若い方の着用も増えてきました。
また、アロハシャツのように結婚式のゲスト参列用や喪服用などが作られるようになり、冠婚葬祭時における着用も広がっています。
近年ではリゾ婚ブームによって、沖縄県外の方が沖縄県内で結婚式を挙げる際に、出席者の方々へかりゆしウェアの着用を薦めるケースも急増中です。

かりゆしウェアとは沖縄のイメージアップのために作られたのウェア

「かりゆしウェア」は、沖縄の夏を快適に過ごすし、沖縄を訪れる観光客を温かく迎え入れ、沖縄のイメージアップを図るために考えられたウェアです。
沖縄の伝統染織物を材料に使って、文化や自然等をモチーフにしたデザインが特徴です。また着用の際は、シャツなどのウェアのすそは外に出して着用するのが一般的です。
沖縄県内においては夏の軽装として定着しており、最近では沖縄県外からの観光客にも、リゾート着やお土産として人気があります。

かりゆしの意味

沖縄の方言で、「めでたいこと」や「縁起の良いこと」を意味します。

かりゆしウェアの定義

・沖縄県産であること
・沖縄らしいデザインであること

「かりゆしウェア」の証明タグ

「かりゆしウェア」を証明するものとして、製造に必要な設備と技術がある沖縄県内の業者にのみ、沖縄県衣類縫製品工業組合がタグ（下げ札）を発行しています。

現在の「かりゆしウェア」は多彩な種類やデザインがある

「かりゆしウェア」は2000年の「九州・沖縄サミット」開催時に、各国首脳が着用したことで話題になり、沖縄県だけでなく知名度は急速に普及し始め一般に浸透していきました。
ファッションとして広まって行く中で、それまでのアロハシャツ仕様の開襟シャツから、ボタンダウンやスタンドカラーといった形式のシャツ、長袖や喪服用のシャツも作られるようになるなど、スタイルも多様化していきました。
また、同じ柄、同じ素材を使った女性用のワンピースやチュニック、子ども用の衣類などにも広がりを見せています。
近年では沖縄の天然素材を使い、環境にも配慮したかりゆしウェアも生まれています。

出典:「かりゆしウェアの定義・歴史/内閣府」

沖縄ウェディングやフォトウェディングでのかりゆしウェアのコーディネート

かりゆしウェアとは、沖縄の時間と思い出を満喫できるリゾート地らしい正装です。
結婚式のゲストとしてのお呼ばれコーディネートだけでなく、観光期間の遊び着や、トレンドのリゾートファッションのアイテムとしても目いっぱい活用できます。また、沖縄のお土産としてもとても人気の洋服です。ぜひ、沖縄らしいコーデを楽しんでくださいね。

カジュアルなパーティやフォトの撮影にぴったり

かりゆしウェアはリゾート婚らしいカジュアルウェディングやビーチでの結婚式など、とにかくアットホームで気兼ねない雰囲気のウェディングにぴったり。
また、フォトウェディングなど写真撮影の際にもお揃いにしたりと沖縄の開放的なムードをフォトジェニックに残せます。
そういった場合にはデニムやクロップドパンツ、ひざ丈のショートパンツなど、その時の気候や雰囲気を楽しめる、ファッションを意識したパンツを選びましょう。ビーチウェディングなどでは、足元はサンダルでも大丈夫です。

襟元はネクタイやチーフもおしゃれ

襟元は何もつけずに出席しても問題ありませんが、パーティらしいおしゃれを意識するなら、襟元に蝶ネクタイやボウタイをつけるのもおしゃれです。また胸元にポケットつきのものであれば、チーフをさすのも周囲と差が付きグッとおしゃれに差がつきますよ。

フォーマルな結婚式はボトムと靴は会場の雰囲気に合わせて選ぶ

キリスト教式のチャペルやホテルなどで行うフォーマルなパーティであるなら、場の雰囲気を意識して白やベージュのスラックスやきれい目のチノパンがおすすめです。パンツの中にシャツはインにせず出して、開襟にはせず前ボタンを閉めてコーディネートします。靴はサンダルではなく、革靴やローファーなどきちんと見えるものがいいでしょう。